「住宅ローンどうやって組んだらいいの?」
マイホームを建てるときに、皆さんが必ずといっていいほど悩むところの一つではないでしょうか。
住宅ローン金利 (ローンの組み方次第で)は、住宅の金額自体は変わらずとも将来支払う金利が雲泥の差(数百万円単位)で変わります。
本記事を読むことで、 住宅ローン金利 「変動金利」「固定金利」それぞれの住宅ローンのメリットとおすすめのローンの組み方が分かります。
マイホームに出逢うまでの流れ
住宅ローン金利 を考える前に、マイホームの購入にあたっての流れと、どのタイミングで住宅ローンを組むことになるのかについて簡単に解説します。
マイホーム購入までの流れ
本や雑誌、SNSなど、あらゆる手段で理想の物件をイメージする。
ネットや地域の不動産会社などを利用して、住環境をより詳しく調べる。
不動産会社やモデルルームの活用し、選択肢の中から希望物件を決める。
不動産会社にて物件契約を行う。
ローンの審査が通れば契約締結、以降キャンセル料が発生。
借りる金融機関による本審査が行なわれる。
夢のマイホームに入居!
実際には、上記に伴った書類の準備や必要な手続きが必要となりますがざっくりとした流れはこのような感じです。
期間の目安としては、注文住宅の場合だと家づくりを考え始めてから完成までの時間は、トータルで約8~15ヶ月程度かかることが想定されます。
大切なのは申し込む手前の3番の段階で、購入しようとしている住宅は金利面での優遇があるか、あるいは自治体からの補助金をもらえるかといった情報を集めておくことが肝要です。
家を建てる前に、環境にエコな住宅や災害面に強い住宅づくりといった工夫を講じることで、少しでもお得にマイホームを手に入れることができるためです。
なお、4の申し込みの際には申込証拠金として約1~10万円程度、5の売買契約にあたって手付金が数百万円単位(注文住宅では土地と建物それぞれの契約が必要のため)でかかることもありますので、マイホームを購入するにあたっては多少の頭金が必要だということも念頭に入れておきましょう。
住宅ローン金利 について
住宅ローン金利 について考えていきましょう。
「 変動金利 と 固定金利 って結局どちらがいいの?」という疑問を考えてみましょう。
固定金利の特徴
固定金利とは、借入れたときの当初の金利が完済まで続くタイプです。代表的なのは、「フラット35」が挙げられますが、一部の民間の銀行が独自に扱っている民間ローンなどがあります。
固定金利の最大のメリットは、金利も返済額も一定で変わらないため計画どおりに返済できる点にあります。
そのため、家計の生活が月によって大きく変わる家庭や、収入など不確定な要素が多く毎月安定した一定額の返済を希望する人に向いている金利のタイプです。
また、ある特定の期間だけ金利を固定できる固定期間選択型というタイプもあります。
例えば、お子さんの教育費を払い終えるまでや今後は収入が増える見込みなどライフプランが大きく変化するときに、一定の期間は安定した返済を行ないたいのであれば3年、5年、10年など期間を選んで金利を固定することが可能です。
ただし、景気が悪化することで住宅ローンを固定金利で組むときの金利が高くなるデメリットもあります。
ちなみに2023年5月時点の「フラット35」の固定金利はおよそ1.750%程度で、以前と比べると金利は安くなっています。
(詳しくは、【賃貸or購入】結局どっちがいいの?住宅取得のメリット~前編~記事をご参照ください)
変動金利の特徴
変動金利とは、定期的に金利の見直しがあるタイプです。
一般的には、金利は半年ごとに変動し、返済額の見直しは5年ごとのものが多いようですが、上限は見直し前も1.25倍までと決まっています。
変動金利の最大の特徴は、低金利が続けば金利が安い点だといえます。
言い換えると、金利の変動によっては当初の想定よりも返済額が増えてしまうリスクや、予測がつかない不確実性があるのがデメリットです。
したがって、ローンの借入れ金額が少なく短い期間で返す予定の人や貯蓄や家計に比較的余裕がある人向けでしょう。
これから住宅ローンを組むなら変動金利タイプがおすすめ
これから住宅ローンを組む場合には、変動金利の方が有利だと考えます。
理由としては、日本は安定した低金利が続いているためです。
そのため、今後も低金利の状態が続くのであれば、結果的に変動金利でローンを組んだ方が返済する総額が安くなるといえます。
また、固定金利より安くローンを借りて浮いた返済金額を、将来の資産形成に回すこと(賛否はありますが)も一つの方法です。
こちらは住宅ローンの金利の計算方法です。
・政策金利 → 短期プライムレート → 店頭金利 → 市場金利 に適用
このように決まっているのですが、そもそも日本は長年にわたって不景気ですので初めの政策金利を簡単には引き上げられません。
日本全体の景気が良くなれば金利を上げることで日本の経済はより良くなりますが、景気が悪いためマイナス金利という政策を用いて金利を低く調整しているのです。
ただし、今後も低金利の状態が続くかどうかは未来のことなので誰にも予測はつきません。
したがって、家を購入するにあたっては金利が安い分もっと高い家を購入しようとするのではなく、余裕を持った返済計画でローンを組むようにしましょう。
くれぐれも「絶対はない」ということだけは抑えた上で、本記事も参考にしながら自分に合ったプランを決めてもらえると嬉しいです。
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